リノベーション・古民家再生

そもそも、リノベーションとは何なのでしょうか。
リフォームとリノベーションは、どう違うのでしょうか。
まずは、そんな皆さまの疑問にお答えしましょう。

【リフォーム】とは、古くなった建物（設備や内外装）をもとの状態に戻すことをいいます。
キッチンやお風呂を新しいものに入れ替えるとか、壁のクロスや外壁を貼り替えるとか。

それに対し【リノベーション】は、ただ「きれいにする」「新しくする」だけでなく、そこに新たな価値を加えることをいいます。

たとえば、家の間取りが現代の暮らしに合わなくなってきたとき。
テレワークのためのワークスペースもほしいし、洗面脱衣室の横にランドリールームもほしい。できればファミリークローゼットもあると便利かなぁ…。

あるいは、子どもたちが独立し、夫婦ふたりの生活になった。
今までは2階の寝室で寝ていたけれど、老後のことも考えて1階だけで生活が完結するようにしたい。

時代が変われば、住宅のトレンドも変わります。
ライフスタイルが変われば、必要とするものも変わります。
家族構成が変われば、住まい方も変わります。
変化に合わせて、変える。それが、【リノベーション】です。

定年退職し、長年の転勤暮らしを終えて福井へ戻られるのを機に、ご自宅をリノベーションすることに。
建築家の提案を受けるうち「どうせなら、今までとは全然違う家に住んでみるのもいいかも」と、目いっぱい冒険を楽しみました。

杉板を貼ることで、ちょっと味気なかった玄関まわりに表情が生まれました。

老後の暮らしを考えた、全面フラットなバリアフリー空間。
二間続きの和室が、2種類の床タイルとサイザル麻のカーペットで個性的に。

階段の「暗い」「勾配がきつい」悩みは、傾斜を緩くしてストリップ階段に架け替えることで解消しました。

ごく普通の洋間だったLDKが、無機質なタイルと素材感のある合板の組み合わせでクールに一新。
グランデ―ションが鮮やかなギャッペは、お施主様が建築家と一緒に選んだものです。

新保興業は【古民家再生】でも豊富な実績がございます。
何十年、あるいは100年以上もの間、大切に受け継がれてきた日本の家屋。これから先も大切に維持していきたい。次の代、その次の代まで、住み継いでいきたい。
建築家による提案力と新保興業の技術力の融合により、そんなご期待に応えてまいります。

木と漆喰のコントラスト鮮やかな古民家の趣をそのままに、すっきり美しく蘇りました…。

古民家特有の広い玄関ホールに、畳を敷いた取次の間を設けました。
船底天井で奥行きある空間を表現しています。2つ並んだ、和紙の大きなペンダントライトがアクセント。

和室は手を加えず、そのままの形で残してました。
LDKは、越前和紙のクロスと松ぼっくりみたいな個性的なペンダントライトで現代的かつ情緒ある空間に。

縁側は、庭を眺める廊下として使用。突き当りには水回りと、その奥はプライベートルームになっています。
改修当時流行っていた蓄熱暖房機で、寒い冬も快適♪

昔ながらの質感を残した、日本の民家。風格と趣を大切にしています。

上質な素材の数々が織りなす、味わい深い玄関。
古き良き価値観を大切にデザインしています。

柱や梁を露出し、古民家らしさを表現しました。
リビングの一部に堀座卓のある畳コーナーをしつらえ、現代的なLDKでも慣れ親しんだ床座での生活を可能に。

畑仕事に便利な通り土間を設けました。庭と畑を行き来したり、庭から直接キッチンへ出入りすることもできるんですよ。

福井県は全国的に見ても大きな家が多いといわれています。
50坪、60坪もある家を全面リノベーションすれば、小さな家を一軒建てられるくらいのコストがかかってしまうことも。
ましてや、100坪もあるような古民家など、リノベーションでも豪邸が建つくらいの金額になってしまいます。

大切なのは、コスト調整をどのようにするか。
具体的には、手を加える部分とそのまま残す部分を明確にすることです。
全部を一新しようと思うのではなく、ライフスタイルに合わせて必要な部分だけを改修する。
たとえば、水まわりやLDKなどの家族の共有スペースだけに改修範囲を絞るとか、1階だけ改修して2階は手を加えないとか、外観は基本そのままで玄関まわりだけきれいにするとか。
そのように範囲を絞って改修することで、コストを抑えつつメリハリのある建物に仕上がります。

改修範囲の絞り方、優先順位の決め方については、弊社でもアドバイスさせていただきます。そのうえで、まずはご家族でしっかりと話し合ってみてください。
建築家デザインによる唯一無二のリノベーション・古民家再生にご興味のある方は、新保興業へご相談を！